日本酒って?
こんな風に感じたこと、ありませんか?
日本酒と聞いてイメージするのは・・・・
オヤジくさ~い
もしかして、あなたは上記の項目のうち一つでも該当することありませんか?
仮に該当するものがあったあなた、ご心配なく。
これを解決し、正しいことを知ることによって、あなたの日本酒の楽しむ時間がかつてのイメージとはガラッと変わった、楽しくて美味しい時間に変化することを酒のフヨーの若女将がお約束いたします。
それでは、順に追っていきましょうね。
本質を知れば、楽しむことも出来ます。
- テーブル(ここではちゃぶ台の方がイメージに近いかな?)の上に、一升瓶をどーんと置いて、その瓶から直接グラスにドボドボ注いで、豪快に酒を飲む
- 飲み屋街で(赤ちょうちんなどで)仕事帰りのお父さんたちがいい気分になりながら、賑やかに杯を酌み交わしている様子
なんて光景が「オヤジくさ~い」に該当するのでしょうか?
それではこの連想される光景と今、何が違うのでしょうか?
一言で言えば「時代」ですね。
オヤジ臭い象徴とされた時代 つまり高度経済成長期でしょうが、仕事の後の楽しみや娯楽は現代と比較しても限定的だったと思います。
だからこそ、あちこちで散見された光景ではないでしょうか?
それと比べて現代はというと、仕事の後の飲食だけでなく、楽しみや嗜好も多様化しているし、選択肢も前出の時代と比して比べ物にならないほど多いのは明白ですね。
そんな高度経済成長期のある意味象徴ともいうべきものの一つが「日本酒」だったために、日本酒のイメージってそんな風に思われるのではないかと考えられます。
柔軟に周りを見ながら対応してきた!
そんな中、酒造メーカーも従来の形にとらわれることなく、
– 容量を通常の規格の1.8Lや720mlだけでなく、もっと使い易い容量に変更
– 今まであまりにも重要視されなかったラベルやデザインにも工夫を加え、「これが日本酒?!」って思われるような外観
– 手間ひま掛かる作りのある工程の段階の酒を一部市販
等実は様々な努力がなされているのです。
勿論、「美味しい酒」というのは絶対に外せない条件というのは言うまでもありません。
といった風に日本酒に対してのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
こういった印象を持つ原因のひとつとして日本酒の「原材料」があげられます。
時代的背景から見てみると、戦中~高度経済成長期に特に言えるのが、
日本酒の原料である米が不足していた。
のが、背景にあるのです。
そして、ひとくくりに「原料米不足」といっても時代でどうやら様子が違います。
– <戦中>
食用米も不足している中、国の政策的により日本酒の原料米は削減させられ、食用米に転用していた。(それでも食用米は足りなかったわけですが)
– <高度経済成長期>
需要>供給 と需給バランスが崩れ、「作っても作っても売れる時代」だった。
本来の日本酒の原材料ってそもそも「米と水」ですよ。
ただし、先出のような時代背景により(戦前)国の政策により本来の酒でないものまで「日本酒」と認めたわけです。
要は原料米が少なかったために、日本酒の味を維持するには
糖類や酸味料、醸造アルコール 等
を添加し、日本酒としての味になるために帳尻を合わせていた
俗に言う三増酒(三倍増醸酒)
がそれに当るわけなんです。
結果的に「甘え」によるんです。
しかしながら、戦後~高度経済成長期に原料米を確保できるようになった時代にでも、実は「本来の酒」にメーカーは重きを置かなかったんです。
それは「(本来の酒でない:つなぎの酒)三増酒」でも十分売れたし、しかも供給が追いつかなかったほど。今ではそんな光景、想像できないですね。
【本来の酒でないものまで日本酒】と認められたことにより、その後、大きなものを失ったことに気づくんです。
余計な材料が添加された酒(糖類・酸味料等)は、飲んでも体に馴染みにくく、その結果「頭痛」や「二日酔い」を引き起こす原因ともいえます。
"時代背景と、売れているからこのままの酒でいいや(三増酒)的な発想のメーカーにより、本来の日本酒が誤解されたまま
「悪酔い」や「二日酔い」の代名詞となっている現実です。"
(勿論、メーカーさんの中でも真摯に本来の酒を作っているところもあるわけですから、すべてのメーカーさんのことを指しているわけではありません)
日本酒は日本で生まれた酒だからこそ、実は守備範囲が広いのも特徴です。
四季がはっきりと区別できる季節をもつ国だからこそ、旬の食べ物と一緒に日本酒の旬のものと楽しむ
というやり方がわかりやすいでしょう。
具体的には日本酒の楽しみ方に記載していますので、ご覧くださいね。