2020年5月19日2020年10月24日

収穫できなかった2011年のアイスワイン

こんにちは。

春日市の酒屋　愛酒家の店　酒のフヨー　若女将の佐藤麻理です。

11月3日って、いままでの天気では晴れが多かった！

といわれていますが、じゃんじゃん雨が降っている福岡です。

さて、異常気象が叫ばれてどれくらい経っているんでしょうねー。

ワインのような「ぶどう」だけを原料にする飲料であれば、気象条件に左右されるのは言うまでもありません。

そんな中、ドイツでは2010年と2012年のアイスワインとして作られるぶどうの収穫量がとても少なかった　という報告があります。

しかも2011年にはドイツ全土でまったく収穫ができなかった！というではありませんか！！

これはまさに異常事態。

アイスワインといえばマイナス温度の早朝にぶどうを収穫するものですが、要はこれが温暖化によってできない　ということです。

ぶどうが早く熟しすぎて、冬の温度も凍りつくほどの寒さに下がりにくくなっているからなんですね。

そんな厳しい環境ですが、果敢に2012年にアイスワインを造った人がこちらの生産者。

デクスハイマー家です。

彼の言葉を借りれば・・・

というコメントがあるほど。

そう、だれも2012年に作らなかったアイスワインを作り出した、果敢な生産者です。

実際に2012年のぶどうの収穫も、大変な苦労をされています。

2012年は寒い冬だったけど、アイスワインに適した温度には下がらなかった。

真夜中に出かけては2時間も畑で待って、結局アイスワインの収穫ができないことも何度かありました。

結果として、12月8日に収穫できたようですが、その時間が驚き。

23時～24時に収穫作業が始まり、午前3時に終了したということです。

こんな大変なご苦労をされて、ぶどうを収穫し、ワインを造る。

大切に飲みたいって、つくづく思いました。

デクスハイマーさんのワイン、当店ではただいまこちらは取り扱いがあります。

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